釈尊伝記 その3 四苦八苦

ゼモーニィ

2016年04月10日 07:30


人を喜ばしてくれて直ぐ散る桜
美しい

今日は四苦八苦しちゃってねぇなどとよく言うが
話を聞けば殆どがさも無い事ばかり
自分の思い通りに事が進まずに行く先々で信号機が赤だったみたいなことが多い

始めの四苦つまり生老病死で生まれ生きる・老いる・病む・死ぬと言う決して避けることが出来ない苦痛です
残りの四苦を言うと
愛別離苦あいべつりく(一)愛する人と別れなければならない苦しみ
怨憎会苦おんぞうえく(二)嫌な物や嫌いな人に会わなければならない苦
求不得苦ぐふとくく(三)欲しい物が思い通りにならない苦
五蘊盛苦ごうんじょうく(四)我々が存在する五蘊(ごうん)そのものが苦しみであること

このように肉体的な生老病死の四つの苦
精神的な艱難辛苦の四つの苦しみ
これをまとめて四苦八苦といいます
悲しくて泣けるから「シクシク泣いてシクハック」

我々は否が応でも体験し乗り越えなければなりません
肉体的な苦はどうしても避けることは出来ませんが
対して精神的な四つの苦は心の持ちようで乗り切る事が出来ます
(一)は時間の解決を待つのみでしょうか
(二)嫌いな人(物)を作らない
(三)欲をかかない
(四)物事に執着しない
以上が出来ればかなり楽になりますよ

積極的に前向いて生きること進む事をインプットしていれば
余分な事を考えにくくなります
反省する事は大事な事だけれど
あまり振り返らないことが肝心です

次はいよいよ悟りの境地



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